浦島太郎の絵本はない?(新説?)
浦島太郎の絵本はない?(新説?)
第1回目の桃太郎の話はいかがでしたか?今回は、浦島太郎のお話です。
昔話の浦島太郎は、大人から子どもまでよく知られているお話ですね。そして、浦島太郎の歌もよく知られているところです。
♪昔 昔 浦島は
助けた亀に連れられて
龍宮城へ来て見れば♪
絵にもかけない美しさ 絵にも描けない美しさだからです?
ですから、浦島太郎の絵本はできないのです。それは、竜宮城の素敵な場面が描けないからです。どんなにすばらしい場所だったのでしょうか?今だったらスマホでパチリと撮れば良いのですが・・・。ですから絵本は、ないのです。
浦島太郎は用心深い?
浦島太郎は、乙姫様からいただいた大切な玉手箱、「泥棒に盗られないように戸締まりをしよう。」と考えました。
浦島太郎は、
「私は、玄関の方を閉めるから、カメさんは裏に回って戸締まりしてくれる。」
「カメさん、玄関は閉まったよ。」「カメさんうらしまったろう。」
「うらしまったろう。」
「うらしまたろう」(浦島太郎?)
大切な玉手箱は、泥棒に盗まれないですみました。
浦島太郎はなぜおじいさんになったのか?
浦島太郎が竜宮城の乙姫様からプレゼントされた玉手箱を開けたら、白い煙が出て、たちまち太郎はおじいさんになってしまった。なぜ、太郎は、おじいさんになってしまったのだろうか。
答え 浦島太郎は、男だったから。
玉手箱とは?
玉手箱とは、もともとは化粧道具を入れるためのもので、「玉櫛笥(たまくしげ)」が玉手箱となったそうです。
浦島太郎の話では、太郎が、龍宮城からの帰りに乙姫から「何があっても絶対に開けるな」と言われて受けとることになっています。そして、禁を破って箱をあけてしまった太郎は、箱から出てきた煙を浴びて年寄りになってしまいます。
巌谷小波版では太郎は長男として登場し、玉手箱を開ける理由は子孫作りによる親孝行、即ち帰郷地での結婚費用の捻出であります。したがって玉手箱は、太郎が乙姫との愛を裏切り地上の娘と結婚しようとした時の復讐の手段であったと解釈されることがあります。
慣用句として
「開けてビックリ玉手箱」がありますが、これは、浦島太郎の物語から来ていますね!また、軽々しく開いてはいけない大切な箱のことです。
浦島太郎は、なぜ玉手箱を開けたのか?
地上の世界に戻った時には、時間が何年も経ってしまい。母親もおらず家も消えていました。その上、知り合いもいなかったっようです。
途方に暮れてしまいますよね。寂しいですよね。もうどうにでもなれ!と思いますよね。約束を守らなかったのではなく、守れなかったのでしょうね。
浦島太郎が溺れなかったわけ?
浦島太郎は、カメの背中に乗って龍宮城へ行くわけですが、なぜ溺れなかったのだろうか。水中ボンベも使わずに不思議ですね。
それは、カメのおしりからでる空気を吸っていたようです。(本当かな?)
カメには「総排出腔」という穴があり、これは、さまざまな排せつ物を体外に排出する部位です。トイレの「大」「小」が同じところから出るわけです。
カメが長い間、水中にいることができるのは、体内に取り込んだ水から酸素を吸収する能力を持っているため。このとき、総排出腔の奥にある器官などが使われているわけです。便利ですね。
新説?浦島太郎はどうでしたか?昔話も視点を変えるとおもしろいですね。今回も訪問ありがとうございました。次回をお楽しみに。