学校では教えてくれない学校の話

学校では教えてくれない学校の話を紹介します。

桃太郎はなぜ?お供にライオンやトラやクマを連れて行かなかったのか?

おもしろ童話 桃太郎編
 なぜ桃太郎は、お供にサル、キジ、イヌを連れて行ったのか?
 学校では、朝の時間を利用して週1回程度読み聞かせを行っています。地域の方が学校応援団になり、子どもたちに紙芝居のように読んでくださいます。子供たちは、その時間を楽しみに待っています。
 その中で、桃太郎の話は、昔話として、だれもが知っている話だと思います。しかし、なぜ、強いライオンやトラやクマなどをお供に連れて行かないで、弱そうなサル、キジ、イヌを連れて行ったのでしょうか?不思議ですね?

おにの話 
 桃太郎と言えば鬼退治です。鬼は、どんな格好をしていますか?そうです。牛の角にトラのパンツです。牛の角とトラのパンツが鬼の代名詞です。

鬼門(鬼の住んでいるところ) 
 ここで十二支を思い浮かべて下さい。時計の12時を子(ね)・1時を丑(うし)・2時を寅(とら)の方向とすると北東が鬼門と言われる方向になります。

鬼門と反対の動物・サル、トリ、イヌ
 丑寅(うしとら)鬼門の方向の反対にいる動物は、未(ひつじ)・申(さる)・酉(とり)・戌(いぬ)です。未は、その頃日本には、いなかったようで(江戸末期頃から)鬼門の反対の動物は、サル・トリ・イヌです。
桃太郎は、鬼門の反対にいるサル・トリ・イヌをつれて鬼ヶ島に向かったのです。(きびだんごと引き替えに)では、どんな役目をしたのでしょうか?

キジの情報収集能力
 まず、キジが空を飛び上空から鬼ヶ島の様子を偵察し情報を集めました。今で言うドローンです。

サルの知恵
 その集めた情報をもとに、サル知恵と言われるサルが作戦を立てました。今で言うパソコンです。

イヌの行動力・勇気
 その作戦を番犬であり、勇気があるイヌが一番最初に鬼に立ち向かって言ったのです。
 
チーム桃太郎の活躍で鬼退治!
 そして、チーム桃太郎が鬼を退治することが出来たわけです。
子どもたちにも桃太郎の鬼のようないろいろな課題があります。その課題を解決するためには、キジのような、よく調べること・よく知ること(情報収集能力)サルのような、よく考え、知恵をめぐらせて作戦を考えること(知恵)イヌのような、勇気をもって実際にやってみること(行動力・勇気)があればどんな課題も解決することが出来るというわけです。

いつでも心の中にサル・トリ・イヌをつれて課題解決!
 自分たちの心の中にサル・トリ・イヌをつれて勉強や大きな出来事などの鬼退治に行ってもらいたいものです。
 鬼退治をしよう!

桃太郎なぞなぞ
Q 桃太郎が、犬、サル、キジを連れて、鬼ヶ島へ鬼退治に行った時、鬼たちはみんなたいくつしてあくびばかりしていた。なぜ?
A そこは、鬼がひま(鬼ヶ島)だったからです。 
 
 桃太郎がなぜ、サル、キジ、イヌを連れて行ったのかわかりましたか?次回は、浦島太郎です。お楽しみに。