学校では教えてくれない学校の話

学校では教えてくれない学校の話を紹介します。

5月・6月の運動会真っ盛り! 学校における熱中症対策! オリンピックも心配です!

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運動会会場!児童用のテント!

運動会が心配!
 春の運動会シーズンが始まりました。昨年の記録的な猛暑を受けて、開催時期を変更し、秋の運動会から5月・6月の運動会へ移動した学校も多く見られますが、今年は、この時期も猛暑が続き、熱中症対策に追われている学校が相次いでいます。
 また、来年は、7月・8月に東京オリンピックが開催されます。選手も役員も応援の方も万全の体制で参加したいですね。


学校でできるもの
①児童席にテントを設置する。
 近隣の小学校や中学校からテントを借りてきて設置する。または、新しい簡易のテントを購入する。
②ミストを設置する。
 出入り口近くに霧状の水を噴射するミストを設置し、少しでも涼しくする。
③休憩時間をとる。
 前半の徒競走終了後一斉に休憩時間をとる。または、最初の演技が終了したら学年事に休憩を取る。(校舎内がカギをしているため)
④開会式を短縮する。体育座りで話を聞く。
 来賓の挨拶や紹介を短くするとともに体育座りで聞く。
⑤水筒の予備を用意する。
 保護者の方が水分の補給や水筒を随時用意し、足りなくなることがないように呼びかける。(スポーツドリンクや経口補水液など塩分を含んだもの)
⑥午前中だけの実施で種目を精選する。あるいは、運動会を行わない。
 PTA種目や来年度入学する園児の競技をカットしたり、徒競走のコースを増やす。
 熱中症対策・教員の働き方改革・授業時数の確保などの理由から運動会を行わない。
⑦教室のクーラーをつけておく。(お弁当の保管もかねて)
 昼食後まで、クーラーをつけておく。
⓼保護者の休憩場所の確保
 図書室やランチルームなどクーラーのある部屋で休憩をする。日陰のない学校では、個人用のテント使用を許可する。

保護者は個人のテントで暑さ対策
⑨こまめに校庭に水を撒く。
 使用していない場所に水を撒く。地域によっては、備え付けのスプリングクーラーがある学校もあります。

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個人用のテント

 

個人でできるもの
①早寝早起き朝ご飯を徹底する。
 寝不足や体調不良は、熱中症の原因の一つです。まずは、基本的な生活習慣をしっかりできるようにすることが大切です。
②暑さ対策の首に巻くものを用意する。帽子の後ろにタオルを巻く。

 

朝日新聞5月25日朝刊 東京都医師会より
熱中症の応急処置は「FIRST」(ファースト)
 Fluid・・・・・水分補給
 Ice・・・・・・体を冷やす
 Rest・・・・・ 涼しい場所で休む
 Sigh・・・・・ 15分から30分ほど様子を見る
 Treatment・・・治療・病院で受診する
熱中症の主な症状と重症度
 1度 応急処置  めまい・立ちくらみ
 2度 医療機関 頭痛・けん怠感
 3度 入院    意識障害・けいれん

熱中症はなぜ起こるのか?
 高温や湿度の高い環境で、熱が体にこもったり、体内の水分やナトリウムが減ったりして起こります。前日涼しくて急に気温が上がった日などは、特に注意が必要です。
熱中症以外でも
 急に体温が上がり、鼻血を出す児童が多くなります。止血の準備を忘れないように。
 いずれにしろ、児童が安全に楽しく実施できることが一番です。万全の対策をもっても臨んでもらいたいものです。
 本日も訪問頂きましてありがとうございました。次回も楽しみにしてください。