学校では教えてくれない学校の話

学校では教えてくれない学校の話を紹介します。

「上農は、草を見ずして草を刈る。中農は、草を見て草を刈る。下農は、草を見て草を刈る。」から学ぶ!

 今日は、庭の草が伸び放題だったので草取りをしました。軍手とカマとビニール袋を用意し始めました。スゴイにおいのドクダミやイノコズチやフェンスに絡んでいるヤマノイモなどを取り除き、ポーチュラカミョウガをとらないように注意しながら、ふるいで草と土を分けてビニール袋に入れて、明日の燃えるゴミに出せるようにしました。その時にこんな話を思い出したので、紹介します。

 ある校長先生が、「上農は、草を見ずして草を刈る。中農は、草を見て草を刈る。下農は、草を見て草を刈る。」という言葉を話されました。
 これを学校教育にたとえると、上農のように、問題が起きて対応するのではなく、問題が起きないように日々指導して行くことが大切であり、中農のように、問題が起きて対応するのは、当たり前のこと。下農のように問題が起こっても何もしないのは、教員ではないとのことでした。なるほどなと納得した覚えがあります。 
 詳しく調べてみると、畝(うね)を立て種を蒔いてからほんの少し芽が出た頃、畝の周りをもう一度耕してやると、本当に草取りが楽になるのだそうです。まだ地表にはほとんど緑の雑草は見えないし、蒔いた種に障害になるような草ももちろん育っていない。そんなときに畝周りを打ち崩し、そして溝をあげてやるそうです。
 智恵と力を兼ね備えた上農は雑草が地表にまだ現れていないうちに中耕除草する。除草が遅れると手に負えなくなる。とのことでした。
 関連する言葉として、「小事は大事。」と言う言葉があります。小さい事もいいかげんにすると大きい事になるから、疎 (おろそ) かにしてはいけない。と言う意味です。日常の生活の中にもたくさんありますね。

おもしろエピソード!
除草作業
先生 「明日は除草作業だからビニール袋を持ってきて下さい。」
児童 「スカートを持ってくるの?やだな。」
先生 「何で?」
児童 「女装でしょ。」
先生 「草取りだよ。」
(女装違いでした)

ふるい
児童 「先生、この丸い網が付いているものは何ですか?」
先生 「これは、ふるいと言って土の中の石を振り分けたりするんだよ。」
児童 「新しくてもふるいというんだね。へんだね。」

 自分の家の庭の雑草を見ていると「上農は、草を見ずして草を刈る。中農は、草を見て草を刈る。下農は、草を見て草を刈る。」から学べていないみたいですね。生徒指導は、しっかりできましたよ。今日も訪問ありがとうございました。
 

たまごが先かにわとりが先か?(永遠のテーマに決着)

たまごが先かにわとりが先か?
先生 「たまごが先かにわとりが先かわかるかな?」
児童 「たまごです。」
先生 「では、たまごはどうやってうまれたのかな?」
児童 「にわとりです。」
先生 「にわとりはどこからでてきたのかな?」
児童 「わかんない。」
先生 「辞書で調べてごらん。」
児童 「書いてないよ。」
先生 「どっちが先に出てくる。」
児童 「タ行のたまごだ。」「ナ行のにわとりは後だ。」
先生 「そうだね。1は、たまご。2は、とりだね。(にわとり)」
永遠のテーマに決着がつきました。2つの理由付けができました。

辞書の引き方は三年生で勉強します。最近は、辞書で引いたところに付箋を貼り(調べた言葉と日付を書いて)「成果の見える化」を図り達成感を得られるようにしています。

まごをゆでてしまう話!
先生 「これからこわい話するよ。いいですか。おじいさんがおおきなかま
に水を入れて孫をゆでてしまったんです。」
児童 「こわい。」
先生 「ゆでたまご。」

コロンブスのたまご
 「コロンブスの卵」とは、「一見、簡単そうに見えるようなことでも、初めて何かをするときは難しいことという意味のたとえ」です。
 誰かがやったことのあることはそれを真似ればできることもありますが、誰もやっていないことを成功させるのは、簡単そうに見えることでも実は難しいということです。そのような状態をたとえるときに「コロンブスの卵」が使われます。「新大陸の発見など誰にでもできる。」と中傷されたコロンブスがテーブルの卵を一つ取って「それでは、この卵をテーブルの上に立ててみよ。」と言ったが誰もできなかった。
 そこで、コロンブスは、卵の尻をこつんとテーブルで潰して立たせてみせ、「新大陸の発見もこれと同じだ。西へ船を走らせれば、誰でも大陸にぶつかるかもしれない。なんでもないことでもあっても、それを最初に思いつき実行することが重要なのだ。」と述べたという話から来ています。

なぞなぞコーナー
 ①私の周りには空気があります。きみの周りには何がある? 
 ②卵の中味が空っぽの動物は何の卵?
 ③9.5卵って何?
 ④卵×5 1/2とは何?
 ⑤胃袋が空の時、卵は何個食べられるか?
 ⑥チーズ、ハム、卵、サラミの中で新製品はどれ?

答え
 ①白身 
 ②ウサギ(卵の中の点をとると卯となる。)
 ③半熟卵(19の半分だから)
 ④卵かけご飯(卵×5の半分)
 ⑤1個だけ(1個食べると空でなくなるから)
 ⑥ニュー製品→乳製品は チーズ

 今回は、卵シリーズでした。本当は、「たまごとにわとり」どちらが先でしょうか?永遠のテーマですね。本日も最後までご覧いただきありがとうございました。

運動会の定番「1年生の玉入れ」で絶対に負けない勝利の作戦!

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運動会のバルーンリリース 願いをのせて空高く

 子供たちにとって1番楽しみな行事が運動会です。春の運動会シーズンになってきました。最近は、組み体操の問題があったり、暑さ対策の問題もあったりと以前とは違う課題も出てきました。
 また、昔に戻り、昼休みの時間に一緒にお弁当を食べる学校も増えてきているようです。
 応援する保護者も簡易のテントを用意(学校の許可が必要)し、校庭がカラフルに飾られる学校もあります。

1年生の定番玉入れ!

 

運動会の定番1年生の玉入れで絶対に負けない勝利の作戦を教えます。

1年生で玉入れをするわけ!

 数のたし算とひき算の勉強をした後に、実際に玉の数を数えたり、違いを比べたりできるようになるからです。また、運動量的にも適切で、投力を育てる上で良い種目だからです。

必勝法

下から投げるです。これさえ守れば大差で勝つこと間違いありません。

理由①

下から投げると、縦の放物線を描き、近くに玉が落ちてきます。
上から投げると、かごの上を通過してしまう放物線になります。

 

理由②

下から投げると、次の玉が下に落ちてきて拾いやすく、次の玉が投げやすいです。上から投げると、玉が遠くに行き、拾うのに時間がかかります。

担任の先生にも教えてあげましょう!

PTA種目 スーパー玉入れ!

 PTA種目で悩むことはありませんか?安全にできて楽しく笑いもある種目が「スーパー玉入れ」です。

①チーム全員が最初に玉を持って入場します。(同じ数にそろえる。)

②ピストルの合図で玉を投げます。

③全員の玉がかごに入ったら終わりです。(座って待って終わった合図をします。)

④最後の一個がなかなか入らないので、終わったチームは笑いながら見ています。

⑤数を数える必要はありません。

⑥かごは、跳び箱の上にのせて高くしておきます。

ぜひ、挑戦してみてください。


運動会エピソード!

徒競走「だれが勝つか予想をしてごらん。」

1コース 後藤君。 2コース 伊藤君。3コース 佐藤君 4コース 武藤君
5コース 仁藤君。 6コース 四位君。
「よーい。どん。」
1位 伊藤君。 2位 仁藤君。 3位 佐藤君。 4位 四位君
5位 後藤君。 6位 武藤君。
「やる前から結果はわかっていたかも?」

 

手を振って走れ!

運動会で母親が応援しています。

母親 「A子、思い切り手を振って走りなさい。

A子 うなずいてこちらを向いて一度止まって、手を振って走っていた。

そうじゃないよ。

運動会の天気!

PTA会長 「明日の天気が心配ですね。運動会できますかね。

校長    「うーんどうかい?」

運動会のテント!

PTA会長 「テントをPTAで協力して出しますよ。」

校長   「転倒(てんとう)しないように杭を打ってね。」

水筒の中身!
先生 「暑くなってきたので明日から水筒を持ってきていいことになりました。
    中身は、水かお茶類です。」

児童 「加藤茶はいいですか?

先生 「いいですよ。」「持ってこれたら。

熱中症には、気を付けてね!

 

 玉入れ必勝法や運動会おもしろエピソードはいかがでしたか?すぐに挑戦してみてください。

 

 今日も「学校で教えてくれない学校の話」に訪問いただきありがとうございました。

浦島太郎の絵本はない?(新説?)

浦島太郎の絵本はない?(新説?)
 第1回目の桃太郎の話はいかがでしたか?今回は、浦島太郎のお話です。
 昔話の浦島太郎は、大人から子どもまでよく知られているお話ですね。そして、浦島太郎の歌もよく知られているところです。
♪昔 昔 浦島は     
助けた亀に連れられて
龍宮城へ来て見れば♪
絵にもかけない美しさ  絵にも描けない美しさだからです?

 ですから、浦島太郎の絵本はできないのです。それは、竜宮城の素敵な場面が描けないからです。どんなにすばらしい場所だったのでしょうか?今だったらスマホでパチリと撮れば良いのですが・・・。ですから絵本は、ないのです。

浦島太郎は用心深い?
 浦島太郎は、乙姫様からいただいた大切な玉手箱、「泥棒に盗られないように戸締まりをしよう。」と考えました。
浦島太郎は、
「私は、玄関の方を閉めるから、カメさんは裏に回って戸締まりしてくれる。」
「カメさん、玄関は閉まったよ。」「カメさんうらしまったろう。」
「うらしまったろう。」
「うらしまたろう」(浦島太郎?)
大切な玉手箱は、泥棒に盗まれないですみました。

 

浦島太郎はなぜおじいさんになったのか?
浦島太郎が竜宮城の乙姫様からプレゼントされた玉手箱を開けたら、白い煙が出て、たちまち太郎はおじいさんになってしまった。なぜ、太郎は、おじいさんになってしまったのだろうか。
 答え 浦島太郎は、男だったから。


玉手箱とは?
 玉手箱とは、もともとは化粧道具を入れるためのもので、「玉櫛笥(たまくしげ)」が玉手箱となったそうです。
 浦島太郎の話では、太郎が、龍宮城からの帰りに乙姫から「何があっても絶対に開けるな」と言われて受けとることになっています。そして、禁を破って箱をあけてしまった太郎は、箱から出てきた煙を浴びて年寄りになってしまいます。
巌谷小波版では太郎は長男として登場し、玉手箱を開ける理由は子孫作りによる親孝行、即ち帰郷地での結婚費用の捻出であります。したがって玉手箱は、太郎が乙姫との愛を裏切り地上の娘と結婚しようとした時の復讐の手段であったと解釈されることがあります。

慣用句として
「開けてビックリ玉手箱」がありますが、これは、浦島太郎の物語から来ていますね!また、軽々しく開いてはいけない大切な箱のことです。


浦島太郎は、なぜ玉手箱を開けたのか?
 地上の世界に戻った時には、時間が何年も経ってしまい。母親もおらず家も消えていました。その上、知り合いもいなかったっようです。
途方に暮れてしまいますよね。寂しいですよね。もうどうにでもなれ!と思いますよね。約束を守らなかったのではなく、守れなかったのでしょうね。


 浦島太郎が溺れなかったわけ?
 浦島太郎は、カメの背中に乗って龍宮城へ行くわけですが、なぜ溺れなかったのだろうか。水中ボンベも使わずに不思議ですね。
 それは、カメのおしりからでる空気を吸っていたようです。(本当かな?)
カメには「総排出腔」という穴があり、これは、さまざまな排せつ物を体外に排出する部位です。トイレの「大」「小」が同じところから出るわけです。
 カメが長い間、水中にいることができるのは、体内に取り込んだ水から酸素を吸収する能力を持っているため。このとき、総排出腔の奥にある器官などが使われているわけです。便利ですね。

 新説?浦島太郎はどうでしたか?昔話も視点を変えるとおもしろいですね。今回も訪問ありがとうございました。次回をお楽しみに。

 

 

桃太郎はなぜ?お供にライオンやトラやクマを連れて行かなかったのか?

おもしろ童話 桃太郎編
 なぜ桃太郎は、お供にサル、キジ、イヌを連れて行ったのか?
 学校では、朝の時間を利用して週1回程度読み聞かせを行っています。地域の方が学校応援団になり、子どもたちに紙芝居のように読んでくださいます。子供たちは、その時間を楽しみに待っています。
 その中で、桃太郎の話は、昔話として、だれもが知っている話だと思います。しかし、なぜ、強いライオンやトラやクマなどをお供に連れて行かないで、弱そうなサル、キジ、イヌを連れて行ったのでしょうか?不思議ですね?

おにの話 
 桃太郎と言えば鬼退治です。鬼は、どんな格好をしていますか?そうです。牛の角にトラのパンツです。牛の角とトラのパンツが鬼の代名詞です。

鬼門(鬼の住んでいるところ) 
 ここで十二支を思い浮かべて下さい。時計の12時を子(ね)・1時を丑(うし)・2時を寅(とら)の方向とすると北東が鬼門と言われる方向になります。

鬼門と反対の動物・サル、トリ、イヌ
 丑寅(うしとら)鬼門の方向の反対にいる動物は、未(ひつじ)・申(さる)・酉(とり)・戌(いぬ)です。未は、その頃日本には、いなかったようで(江戸末期頃から)鬼門の反対の動物は、サル・トリ・イヌです。
桃太郎は、鬼門の反対にいるサル・トリ・イヌをつれて鬼ヶ島に向かったのです。(きびだんごと引き替えに)では、どんな役目をしたのでしょうか?

キジの情報収集能力
 まず、キジが空を飛び上空から鬼ヶ島の様子を偵察し情報を集めました。今で言うドローンです。

サルの知恵
 その集めた情報をもとに、サル知恵と言われるサルが作戦を立てました。今で言うパソコンです。

イヌの行動力・勇気
 その作戦を番犬であり、勇気があるイヌが一番最初に鬼に立ち向かって言ったのです。
 
チーム桃太郎の活躍で鬼退治!
 そして、チーム桃太郎が鬼を退治することが出来たわけです。
子どもたちにも桃太郎の鬼のようないろいろな課題があります。その課題を解決するためには、キジのような、よく調べること・よく知ること(情報収集能力)サルのような、よく考え、知恵をめぐらせて作戦を考えること(知恵)イヌのような、勇気をもって実際にやってみること(行動力・勇気)があればどんな課題も解決することが出来るというわけです。

いつでも心の中にサル・トリ・イヌをつれて課題解決!
 自分たちの心の中にサル・トリ・イヌをつれて勉強や大きな出来事などの鬼退治に行ってもらいたいものです。
 鬼退治をしよう!

桃太郎なぞなぞ
Q 桃太郎が、犬、サル、キジを連れて、鬼ヶ島へ鬼退治に行った時、鬼たちはみんなたいくつしてあくびばかりしていた。なぜ?
A そこは、鬼がひま(鬼ヶ島)だったからです。 
 
 桃太郎がなぜ、サル、キジ、イヌを連れて行ったのかわかりましたか?次回は、浦島太郎です。お楽しみに。

おもしろ「3つのウサギとカメの話!」カメは強い!

 

 今回は、「イソップ物語のウサギとカメの話」です。
「もしもしカメよ♪ カメさんよ♪」で始まる歌にもなっていますから話を知らなくても

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3匹のカメとも勝ちました!


歌で思い出せると思います。

第1試合 カメの勝ち 
 ウサギとカメが向こうの山のふもとまで競走する話です。
 のろまなカメにウサギが負けるはずがありません。ピョンピョンと走り抜け、あっという間にカメを引き離し、とうとうカメの姿は見えなくなりました。そこで、安心しきったウサギは途中ちょっと一休み。
ところがぐっすりと眠ってしまいます。そこへ、のろまなカメが追いつき、追い越し、やっと目を覚ましたウサギが慌てて走り出した時には、すでに遅く、のろまなカメがウサギより先にゴールしてしまいます。
 この話で、私達は、「①油断大敵」「②気を抜いてはいけない」「③遅くても一歩一歩しっかりと努力すること」など、どれほど高い能力や才能をもっていても、その上にあぐらをかいて油断し怠けていると、地道に努力を積み重ねている人にはかなわないということを学びました。
実はもう一つの教訓があります。
それは、ウサギはカメばかりを見ていましたが、カメはゴールばかり見ていたというものです。ウサギは競争相手であるカメの動向ばかりを気にしていたため、歩みの遅いカメに対してつい油断してしまいました。一方でカメは、ウサギを気にせずゴールだけを見てひたすらゴールに向かって歩み続けたことで勝利を得ることができました。見ているところの違い、「目的意識の差が勝敗を分けた」ということです。ライバルや周りに惑わされることなく、ひたすら目標に向かって努力すること、即ち、「一意専心の大切さ」を説いた教訓です。

実はもう一つのウサギとカメの話があります。
第2試合 ウサギの勝ちでもカメの勝ち
 同じようにウサギとカメが競走をしますが、今度は、ウサギは、油断をしないで早々にゴールに着き、カメの到着を待ちました。
カメは、途中赤いポストの所で郵便屋さんに会い、駄菓子屋のところでは、泣いている子どもを慰めてやりました。また、途中で田植えをしているお百姓さんのお手伝いをしたりして、日が暮れてから山頂のゴールにたどり着きました。
カメは、「さすがウサギさんやっぱり早いね。僕は、ちょっと寄り道をして遅くなってしまったよ。今度は、ウサギさんの勝ちだね。」と降参しました。
しかし、ウサギは、「今度もカメさんの勝ちだよ。僕は、一心にゴール目指して走ったけれど、カメさんは、いろいろなところでたくさんの体験をしてきたよ。だからカメさんの方が大きく成長したよ。」と改めてカメのすごさを認めました。
 一人一人が、「相手との個性の違いを認めることも大切であり、速さだけでなくゆっくり歩み、いろいろな体験を重ねることの大切さ」も学べるお話です。

第3試合 カメの勝ち
 負けてしまったカメがウサギさんにリベンジを願い出て今度は、山の頂上から山のふもとの川岸まで勝負をしようと持ちかけました。ウサギさんは、了解をし、三度目の勝負に望みました。山頂からスタートするとみるみるうちにウサギさんが山を下っていきました。しかし、カメさんは体を丸くし、円盤のようになり,一気に落ちていきました。途中ウサギさんは、落石かと驚き、身をかがめ止まってしまいました。ゴールに着いたウサギさんは、もうすでにカメさんがゴールしているのにビックリ。どうしてカメさんがゴールしているのと聞くと石になって転がってきたんだよ。と説明してくれました。ウサギさんは、さっきの落石がそうかと納得しました。今回は,カメさんの作戦がちでした。自分の体を上手く利用して頂上から下を目指す作戦が成功したのでした。「人それぞれ持ち味を活かしながら活躍」してほしいものです。
 ウサギとカメの続編はいかがでしたか?アレンジしてみると面白い話しができてきますね。

キッズウィークってどんな休み? 2年目!

 

キッズウィーク!

 皆さんは、キッズウィークを知っていますか?平成30年度からスタートした休日です。学校の夏休みなどの一部を別の時期に分散させることで、長期休暇期間とは異なる時期に、土日と合わせて大型連休を作ろうというものです。学校が休みの日が増えるというわけではなく、あくまでの夏休みなどのまとまった休みの一部が他の時間に回されると言うことです。

 

キッズウィークです!

先生 「〇月〇日はキッズウィークで休みです。」
児童 「やったー。休みだ。ゲームやりまくるぞ。」
児童 「ぼくは、うちで何しよう?お母さんいないし。」
児童 「私は、妹のめんどうだ。」
児童 「お母さんいないと外に出られないや。」
児童 「サッカー(スポーツ少年団)もないしな。何しよう。」
先生 「でも、夏休みが1日短くなるんだよ。」
児童 「えー。何だ。つまんない。」
児童 「でも、休みがない(祝日)6月に休めるんだからいいか。」


 

趣旨
 大人と子供が向き合う時間を確保するための「キッズウィーク」を設定し、学校休業日の分散化、有給休暇取得の推進、休日における多様な活動機会を確保する。

導入の目的
 厚生労働相は、キッズウィークを大人と子供が向き合う時間を確保するために創立した。また、学校休業日を分散化させ大型連休以外の時期に旅行に行くことで地域の活性化、消費の拡大などを狙う。その他にも、有給取得を促進し働き方改革に繋げる目的がある。

メリット

①親子で過ごす時間が増える。
②休みをずらすので観光地の混雑緩和になる。
③消費拡大になる。


デメリット

①親が会社を休めないと意味がない。
②サービス業などの場合は休みが取りづらい。


反対意見

 子供を持つ親からは、仕事を休めないので預け先を探さないといけないなどの意見が出されており反対意見の方が多く聞かれる。政府は、企業に有給休暇ができる環境を作るよう働きかけている。
 また、自治体は地域の祭りなどの行事に併せて学校休業日を設ける予定です。
平成30年度実施後の検証結果 一部
児童生徒へのアンケート
家族(大人)と過ごした。
小学校5年生 54% 中学校2年生 17%

保護者アンケート

休暇を取得した人
小学校2年生 27% 小学校4年生 33% 中学校1年生 14%
 アンケート結果を見てみると小学校では、導入の趣旨に基づいて、親子の触れあいができたようですが、スポーツ少年団などの社会体育は、行われないために(金曜日や月曜日に実施)何もすることがなかった子供もいたようです。
 中学生においては、中学校は、部活を行わないなどの取組を行っていますが、改めて親子の触れあいと言っても中々難しく、友達同士で出かけることが多かったようです。 

 子供たちは、夏休みが短くなっても、休みが増えてよかったとの感想が多くきかれた反面、保護者の方は、仕事を休まないと(パート)いけないのでシフトを決めるのが大変だったとの声も聞かれました。地域によっては、祝日のない6月や10月の秋休みにしたり、夏休みを分散させる取組もしているようです。日本人は働き過ぎと言われています。少しでも働き方改革につながれば良いと思います。取組2年目の今年は、どんな成果があるでしょう。楽しみです。

 今日も、「学校では、教えてくれない学校の話」に訪問ありがとうございました。